2025年12月15日
スバルのAWDには種類があるらしい?
スバルの四駆って200種類あんねん(嘘)
こんにちは!誉田店のAです。
スバルと言えばAWD(4WD)、AWDといえばスバル!というくらい認知度が高いシステム。
実はスバルのAWDシステムもいくつか種類があるのを知っていましたでしょうか?
スバルのAWDシステムは大まかに3つに分かれております。
・アクティブトルクスプリットAWD
・VTB-AWD
・前後独立モーター駆動式AWD
●アクティブトルクスプリットAWD
4つのタイヤが駆動するAWDは前後によってトルク配分が異なります。
アクティブトルクスプリットAWDは基本前60:後40の配分で加速、登坂、旋回など道路状況に合わせてトルク配分をコントロールします。
例えば前輪側がスリップした際は後輪へのトルクを増やして駆動力を確保します。
いち早くグリップ力を戻すための機能でAWDのメリットを最大限に発揮することができるシステムです。
主にインプレッサやクロストレック、フォレスターといった車両に採用されております。
●VTD-AWD
不等&可変トルク配分電子制御AWDとも呼ばれており、アクティブトルクスプリットAWDに比べ前45:後55とトルク配分がリア寄りになることによってコーナリング精度を上げております。
また道路状況に合わせて前後トルク配分を可変制御し、直進安定性も高めたシステムとなっております。
こちらのシステムはWRX S4やレヴォーグ(2.4L仕様)に採用しております。
●前後独立モーター駆動式AWD
前後に独立したモーターを採用したEV車ならではの柔軟な駆動力配分、制御が可能となり、時折変化する路面状況にアジャストします。
前後のGセンサーによりアクセルペダルの踏み込み量とステアリングの舵角から車両にかかる横Gを推定して前後左右のトルク配分を制御します。
このシステムはソルテラに採用されており、新型になってから更にAWDシステムが進化しております。
またスバルのSUV車には『Xモード』が採用されており、悪路を走破する最高峰システムが採用されております
※一部車種を除く
路面状況に合わせて前後左右のトルク配分を制御、スリップしている箇所のトルクをグリップしている箇所に自動配分することによって悪路の脱出性能を向上しております。
余談ですが、『ドライバーズコントロールセンターデフ(DCCD)』という機構も過去に採用されておりました。
2019年まで発売されていたWRX STIにはドライバーズコントロールセンターデフが採用されており、ドライバーが任意で前後トルク配分調節ができるシステムです。
路面状況、走行ステージによって切り替えが可能でございます。
前50:後50から前41:後59と細かく調節が可能です。これによりドライバーとクルマが一体化し、意のままに操ることができる………と熱く語りたいところですが現在のスバル車には搭載されておりません。。。
モビリティーショーに展示されていた『performance-B STI concept』やWRXがMT車として出たらもしかすると…など一人のクルマ好きとして勝手に期待しております笑
このAWDシステムについて詳しく聞きたいという方是非Aまでお声がけください。小一時間語らせて頂きます。
是非当店の試乗車でスバルのAWDシステムをご体感ください!!