当社にかかわるすべての人々が
笑顔にあふれること
我々千葉スバル株式会社は、経営理念・千葉スバルが目指すべきビジョンを実現し、
当社にかかわるすべて人々に笑顔にあふれ、社員の気持ちも豊かになる企業を目指しています。
この目的を達成するため当社の健康経営の取り組みとして健康経営宣言のもと、
社員とその家族が心と身体の健康を維持し、健康な生活を送れる「環境」を目指し取り組んでいます。
“企業の活力を生み出す源泉は、社員とその家族の健康が基盤にある”
一人ひとりの社員が多様な価値観を持ち、いきいきと仕事に取組み、個々の能力を最大限に発揮できる「環境」とは、社員とその家族が心と体の健康を維持し、健康な生活を送れる「環境」であることが最も重要であると考えます。
そのため、社員が健康で元気に働くことができる職場を整える事が、経営者の責務であると考えています。千葉スバルでは、会社・健康保険組合が一丸となり、社員とその家族の健康維持・増進活動を全力でサポートします。
社員一人ひとりが心身ともに健康であることで、職場に笑顔と活力があふれ、更には「生産性向上や組織活性化」につながると考えています。
健康な心身から生まれる笑顔は、人を惹きつけ、信頼を育み、お客様の笑顔を作る。
ここに、千葉スバルは、『健康から生まれる豊かな社会の実現に貢献する』ことを宣言します。
千葉スバル株式会社
代表取締役社長 中島 明
① 健康経営優良法人認定制度とは
健康経営優良法人認定制度とは、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を「見える化」することで、社員やステークホルダーなどから評価を受けることができる環境を整備していることを評価基準に基づき、経済産業省が創設し日本健康会議が認定する制度です。
② 社員とその家族が心と体の健康を維持し、「健康」な生活を送れる「環境」とは
健健康の定義について、1948年に発効されたWHO(世界保健機関)憲章では、前文において「健康」を次のように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
千葉スバルでは、企業理念・健康経営宣言・ WHO憲章に則り代表取締役社長(最高健康経営責任者)のもと、全社一丸となり健康経営を推進しています。
千葉スバル株式会社は、企業理念、健康経営宣言、ならびに世界保健機関(WHO)憲章の趣旨に則り、代表取締役社長(最高健康経営責任者)の指揮のもと、全社を挙げて健康経営の推進に取り組んでおります。
加えて、当社は国際連合が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を重要な経営指針の一つと位置づけ、特に「目標3:すべての人に健康と福祉を」「目標8:働きがいも経済成長も」「目標17:パートナーシップで目標を達成しよう」等の目標に重点を置き、社員の心身の健康保持・増進と、働きがいのある職場環境の整備に努めております。
社員が健康で元気に笑顔で働くことができる環境を目指して
健康経営の実施により期待できる効果
健康経営の取り組みにより、私達のめざす経営理念
『安心と愉しさを社会に提供する』
『笑顔があふれ、社員の気持ちも豊かになる』
『真に社会から必要とされる機関になる』
の好循環、『笑顔のトライアングル』の実現を目指すことができると考えています。
私たち千葉スバルは、SUBARU車を通じて人々の暮らしを支える企業として、社員一人ひとりの健康が企業の原動力であると考えています。社員やステークホルダーの笑顔を生み出すためには、まず「人」が健やかであることが不可欠です。社員の健康を守るため身体の健康を支える取り組みを進化させてまいります。
心の健康を支える企業であるために私たち千葉スバルは、人と社会をつなぐモビリティを提供する企業として、社員一人ひとりの「心の健康」を大切にしています。心身ともに健康で充実した社会生活を送り絆を深めることは、すべての社員が安心して働ける環境づくりには欠かせず、企業の持続的成長につながると考えます。
社会の一員として、健全な企業であり続けるために社員が安心して働ける風土づくりは欠かせません。これからも、社会とともに成長し続ける健全な企業であるために、誠実に、着実に取り組みを進めてまいります。SUBARU車を通じて社会と人々の暮らしを支える企業として、「会社そのものの健康=組織の健全性と持続可能性」を重要な責任と捉え 社員一人ひとりの声が届き、社会から信頼される企業であり続けるために 「会社という社会」の健全性を守ることが、真に信頼される企業の条件だと考えます。
2025年度の健康課題と改善目標値を下記の通り設定し施策を推進いたします。
生産性の向上 | |||
2022年 | 2023年 | 2024年 | |
実績 | - | - | 3.1 |
健康診断の推進
【課題・取組み】
(人間ドック受診者数の向上)
これまで35歳からを対象としていた人間ドックの受診年齢を30歳に引き下げたことで、より若い世代が自分の健康状態に早期から気づき、行動に移せる環境が整い積極的な推進を図った結果多くの社員に受診していただけました。ライフスタイルの多様化・ストレス社会の中で、“健康”という資産を自ら守る意識がますます重要になっています。 30歳からの受診は「万一」ではなく「当たり前」の行動へ。早期発見・早期対応が、未来の自分を支える力になります。2024年の取り組みにより、人間ドックの受診者数は前年比で大きく増加。多くの方が「受けてよかった」と実感し、健康への“気づき”を得る事ができました。今年度も引き続き実践してまいります。
(健康診断及び結果後の再受診率)
当社では、社員の健康保持・増進を重要な経営課題と位置づけ、2019年度より定期健康診断の受診率100%を継続的に達成しています。これは、全社的な受診勧奨の徹底と、部門を超えた連携体制の成果であり、健康経営の基盤として高く評価されるべき取り組みです。
しかしながら、健診結果において精密検査が必要とされた社員の受診率が伸び悩んでいることが課題として浮き彫りになっています。特にコロナ禍時、医療機関への受診控えや業務多忙によることが影響し、早期発見・早期治療の機会が失われるリスクが懸念されていました。
現在は回復方向にありますが、今後の取組みとして再受診(要経過観察)者への100%の再受診推奨は社員の健康を守るため身体の健康を支える取り組みとして欠かせないものです。
社員が健康で元気に笑顔で働くことができる環境を目指してまいります。
特定保健指導実施率 | ||
2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
85.0% | 38.0% | 100% |
【課題・取組み】
(特定保健指導者のフォロー)
2024年度における特定保健指導の実施率は、前年と比較して大きく低下する結果となりました。要因として巡回健康診断の実施が後ろ倒しになり、特定保健指導を行う期間が短かったことがあげられます。社員の健康を守るべく健康診断の時期を明確にした検診の実施を行ってまいります。
【課題・取組み】
(異常血圧者の削減)
日本における高血圧(異常血圧)の有病率は依然として高く、心血管疾患のリスク要因として大きな課題となっています。2021年以降、各自治体や医療機関による積極的な介入や生活習慣改善の啓発活動により、治療率・受診率は徐々に改善傾向にあります。
しかしながら、当社でも依然として医療機関を受診せず未治療のまま放置している人々も一定数存在しており、この層への対応が重要な課題となっています。健診結果に基づいた個別通知の強化、SUBARU健康保険組合と連携したフォロー体制の拡充を図ってまいります。
【課題・取組み】
(喫煙率の削減)
全国的に成人の喫煙率は年々減少傾向にあり、2023年時点で全国平均は15.7%(男性25.6%、女性6.9%)と報告されています。しかしながら、自動車業界を含む一部の業種では依然として喫煙率が高止まりしており、当社も同じ状況で健康経営や労働生産性の観点からも課題となっています。
原因として、職場環境や勤務形態、ストレス要因などが喫煙習慣の温床となっていることが背景としてあり、禁煙サポ-トや分煙などの端的対策では解決できなくなっております。包括的な対策を実施しつつ禁煙への入口を大きく開いて社員の選択の幅を増やし情報発信していくことで改善を図ってまいります。
生産性の向上 | |||
2022年 | 2023年 | 2024年 | |
実績 | 92.2% | 91.9% | 91.9% |
ストレスチェックとは、働く人のメンタルヘルス不調を未然に防ぐことを目的に、職場でのストレスの状況を把握するための検査制度です。2015年12月から、労働者が常時50人以上いる事業所では年1回の実施が義務化されました。
当社では労働者の上限に関わらず、社員全員の実施を進めています。
【課題・取組み】
(プレゼンティーズム・ストレスチェック)
プレゼンティーズムは、単なる健康管理ではなく組織の生産性と持続可能性を高める戦略的課題です。
ストレスチェックの制度を“活かす”ことで、見えにくい不調を早期に発見し、働きやすい職場づくりへとつなげることができますが現在、当社のストレスチェックの実施率は2021年度を境に徐々に減少しており喫緊の課題となっています。ストレスチェック制度は、社員のメンタルヘルス不調を未然に防ぐための重要な仕組みであるにもかかわらず、回答率が伸び悩む背景には、匿名性や情報漏洩への不安や制度の目的や意義の理解不足、回答の手間や時間的負担 、 「相談しても意味がない」「どうせ放置される」といった諦めの感情による信頼関係の欠如、自分のストレス状態を直視したくない、あるいは「高ストレス」と判定されることへの不安から、回答を避ける心理的抵抗感のような複合的な要因が存在すると考えられます。
ストレスチェックの回答率を向上させるには、制度の透明性の確保、目的の周知、回答しやすい環境づくり、信頼関係の構築など、社員が安心して不安なく回答できる環境が必要となります。まずはストレスチェックの実施率100%を目標に取り組んでまいります。
ワーク・エンゲイジメント の向上(社員が仕事に対してポジティブな感情を持ち、充実している状態)
ワークライフバランスの向上 | |||
2022年 | 2023年 | 2024年 | |
実績 | 52.1(BB) | 54.5(BB) | 52.9(BB) |
クラブ活動の活動費補助
現在10クラブが活動中
(フットサル部x2、モータースポーツ部、野球部、軽音楽部、バスケットボール部、スノースポーツ部、ゴルフ部、海釣りクラブ、フォト部)
夏季と冬期に労働組合主催によるイベント実施
社員の頑張りに対して全社員を対象に社員旅行・キャンペーン旅行等を実施。
新入社員や社員のコミュニケーションと健康の促進のため開催
ジョイフィット、スポーツクラブルネサンスの法人契約による運動習慣促進
店舗の安全衛生推進者へ厚生労働省(労働安全衛生法第19条2)が定める講習を実施。
水性塗料とは、水を溶剤(希釈剤)として使用する塗料のことです。
従来の油性塗料と比べて、環境や人体に優しく、扱いやすいのが特徴です。水性塗料が健康に優れている理由として
VOC(Volatile Organic Compounds)とは、大気中に排出または飛散した時に気体となる有機化合物の総称で常温で揮発しやすく、くしゃみや涙、気道狭窄、ぜんそくなどを誘発する可能性があります。
千葉スバルでは健康で安全に仕事ができるように日々手順や働く環境の改善を行っています。
当社では、地域の皆さまとのつながりを大切にし、安心・安全なまちづくりの一環としてAED(自動体外式除細動器)を設置しております。
緊急時には、どなたでもご利用いただけるよう入口近くに設置し、いざという時、命をつなぐ一歩となるこのAEDが、地域の皆さまにとっての「安心のしるし」となるよう、「日本全国AEDマップ」に登録し地域に根ざした取り組みを実施しております。
※日本全国のAED設置場所を検索できるマップは、日本救急医療財団が運営する「財団全国AEDマップ」です。このマップでは、AEDの設置場所を検索したり、地図上で確認したりできます。また、自治体のオープンデータや利用者からの投稿情報も活用されており、設置場所や利用可能時間帯を把握できます。
現代は、情報社会やライフスタイルの変化の影響を強く受けており、年齢に限らず身体的な健康だけでなく、心の健康にも大きな負担を感じています。社会生活への不安、不規則な食生活、運動不足、そして将来への漠然とした不安は、うつ症状や不安障害、睡眠障害といった心身の疾患を引き起こす原因にもなり得ます。
自分の健康を保つためには、まず自身の状態に気づくことが重要です。そして身体と心、両方に対してバランスの取れたケアを行うことが求められます。当社では健康は「企業の活力を生み出す源泉は、社員とその家族の健康が基盤にある」の考えのもと「身体・心・社会(会社)」の健康に焦点をあて様々な取組みを実施し一定の成果をあげています。
しかし、まだまだこれからという部分もあることも事実です。しかし経営理念にもあるように「真に社会から必要とされる機関として、ステークホルダーと一緒になって、地道に成長(豊かさ)を目指す。」のもと「当社にかかわるすべて人々が笑顔にあふれること」が目標です。地道に一歩づつ成長してまいります。
※CHIBARUは千葉スバル株式会社の
公式キャラクターです。